ビットコインと靴磨きの少年
ジョセフ・P・ケネディ氏(ジョン・F・ケネディの父親)と靴磨きの少年の話はよく知られています。
話の内容は・・・
ある日、ケネディ氏がオフィスに向かう途中で、靴磨きの少年に靴を磨いてもらいました。少年は靴を磨き終わると「おじさん、○○株を買いなよ」と言いました。
それを聞いたケネディ氏は、「こんな少年までが株の話をするということは、今後、株を買う人はいないから株は下落する」と考え、すべての株を売却しました。
大恐慌の始まりとなる1929年10月24日(木曜日)の米国株大暴落の前でした。
というお話です。
そして、つい先日NHKがビットコインが上昇したというニュースをながしました・・・。
と考え、すべてのビットコインを売却、もしくはショートするかどうかはあなた次第です。
finderのビットコイン5月上げ相場の原因と6月相場の予想レポート
finderが、ビットコインの今月(5月)の上げ相場の原因と今後6月の相場について10人のパネリストの見解を発表。
10人のパネリストが、ビットコインを購入、保有、売却のどれにすべきか、今後何があるかやビットコイン上昇についての意見を述べています。10人のパネリストに関する情報はのっていませんが、文中からわかるのはこの10人。
・BitBull Capital chief operating officer/Sarah Bergstrand
・Digital Capital Management chief operating officer/Ben Ritchie
・Arca chief investment officer/Jeff Dorman
・PhD student at the University of Saskatchewan/Ajay Shresthra
・associate professor at Henley Business School/Nafis Alam
・Rouge Ventures managing director/Desmond Marshall
・WishKnish Corp CEO/Alisa Gus
・Technologist/Joseph Raczynski
・founder of Crypto Finder and HiveEx/Fred Schebesta
・Jimmy Song
5月ビットコインが上がった理由
まずは、5月にビットコインが上昇した理由について、10人中8人が、Bakkt、Microsoft、ニューヨークで行われたConsensus2019の発表が影響を与えたと考えているようです。
Sarah Bergstrand氏は下記のように述べています。
過去3年間、Blockchain Weekの数週間前から、価格と時価総額の上昇が見られました。特にConsensusカンファレンスの3日間。また、会議が終了するとすぐに落ちる傾向があります。
続いて、Ben Ritchie氏、
表面上のBitcoinの価格の上昇は、今年、Consensusからの好意的なニュースが発表されたことによるものと思われます。ただし、いくつかの追加の根本的な要因があるかもしれません。これには、最近10日間で8億5000万ドルを調達した後のBitfinexとUSDTの安定性、そして7,074BTCのハックの後にBTCポジションを買い戻そうとしているBinanceが含まれます。また、アルゴリズム取引の利用が増え、取引量が大幅に増加し、信頼感が高まり、それに伴って機会も増えています。
と述べています。
複数要因のその次の上昇要因として、「米中貿易摩擦」「ビットコインの半減期(halvening)」を挙げています。
Jeff Dorman氏は、一つの特定の理由だけではないとし、以下のように述べています。
モザイク法則。
Fidelityの新しいプラットフォーム、中国の貿易戦争、短期の清算、およびBitfinexがUSDTから抜け出すために、USDTでBTCを購入した人からの強制購入したため、需要が急増しました。
また、3人のパネリストは、機関投資家による仮想通貨(暗号資産)の保有が原因と述べ、別の2人は個人投資家が購入するベストタイミングだからと述べています。
Ajay Shresthra氏は、NASDAQによる準備が影響していると示唆し、Nafis Alam氏は、差し迫った金融危機かもしれない、Desmond Marshall氏は、ロシアが暗号サポートに全力を尽くしたからだと考えています。
今後のビットコインの価格予想
パネリストの平均価格は、6月1日までに、7,543ドルに達すると予想。
BergstrandとGusは、6月1日にビットコインは、8,500ドルに達すると考えている。
Alamは、保守的で5,500ドルから6,000ドルの間と予想。
年末の12月31日までのパネリストの平均は、9,659ドル。
Alamは、4,000ドル。
Raczynskiは、最高額の17,000ドル。
Dormanは下記のように述べ価格予想を控えた。
短期間での価格予測は、実用的ではない。確率加重投資の決定を下すのがより良いです。そして今、BTCを蓄積し続けることは良いリスク報酬です。1 BTCは常に1 BTCになります。米ドルによるBTCの価格決定は、持続不可能な債務とインフレによって引き起こされる米ドルの避けられない弱さを含む多くのことに依存しています。
最終的なビットコイン価格について、パネリストの40%が20,000ドルを超えると考えています。
また、2017年12月のようなクラッシュが間もなく起こるかどうかについて、50%がはい、50%がいいえと答えています。
消費者はどうすればいいか
パネリストの50%が「買い」、30%が「保有」、20%が「売り」。
Fred Schebesta氏は、購入の良い時期と考えており、
あなたがBitcoinとその過去を信じるならば、それはロータイムです。
と述べています。
Ritchie氏も同意見。
マイナスの感情が価格を抑制したにもかかわらず、Bitcoinのファンダメンタルズは弱気相場の間に大幅に改善しました。 Bitcoinの有用性と採用はこの間に増加しました。 そして今、その感情が戻ってきたので、その中長期的な見通しもそうです。
Dorman氏は、消費者は戦略の一貫性を保つべきだと提案しています。
今すぐ購入し、下がったら購入し、上がったら購入するのが賢明です。時間をかけて一貫した戦略をとることは、ボトムスやトップスを選ばずに露出を得るための最良の方法です。
Gus氏は、慎重派。
BTCは現在6,000ドルから1万ドルの範囲で戻ってきたようです。そして、最終的には、長期的な利益を得るために1万ドルを超えて上昇していますが、すぐそうなるべきではありません。もしそうなったとしても、長期にわたってそのレベルを維持することはほとんどありません。集会の後、市場は少し休むようにしましょう。
Jimmy Song氏とRaczynski氏も、Gus氏と同意見で長期的にはそれがよいとしています。
Raczynski氏は下記のような噂があると述べています。
私はBTCが高くなっていくと思いますが、ここ3週間の駆け上がりは、とても大きかった。 BTCは歴史的に急増していますが、BTC、ETH、Rippleをクジラが10億近く売ろうとしているという噂があります。それらを洗い流すしたら、やがてBTCが上昇します。
Alamは「売り」推奨の一人で、
これは一時的な急増。Bitcoin機能に大きな変更はありません。それは投機的な道具であり、これからも変わりません。
売り推奨のもう一人のShrestha氏は、
よい時間は続かないかもしれない。
以上、finderの訳です。投資を推奨しているわけではありません。
誤字脱字誤訳などがあれば修正するので連絡ください。
5/20 bitFlyer投資状況
bitFlyerで3000円ちょいで投資中。
現在は、どっちに動くかわからないので、とりあえず様子見でポジションはなし。
シンプソンヘッドになるのか、爆上げに転じるのかわからない・・・。
87万~90万のレンジで動いてそう。
ビットコイン先物は承認されて、ビットコインETFはなぜ承認されないのか?
Bitwise(ビットワイズ)のビットコインETFの承認がまた先送りされました。
5月21日には、VanEckのビットコインETFの審査期限がきます。前回は、延期の発表が同時に行われましたが、今回はビットワイズだけだったため、淡い期待を抱きたくなりますが、おそらく「延期」となると考えられています。
なかなか申請が通らない理由として、SECが「規制された市場」ではないため、市場操作の恐れがあることを挙げています。
ただし、これは機関投資家などを流入させることで徐々に改善できるといわれていますが、流入するためには、デリバティブやETFといったものが必要となるため、ニワトリとタマゴの様相を呈しています。
でも・・・
なのになぜ、ETFだけだめなのか。どっちも市場操作の可能性はあるので、ETFだけ非承認となる理由がわからない!と思って調べてみると・・・
news.bitcoin.comに記事があり、それによるとCBOEとCMEのビットコイン先物取引について、CFTCコミッショナーのBrian Quintenz氏が下記のように語っています。
商品取引法には、取引所が法の要件を満たしていると信じる場合、取引所が契約を自己認証できるプロセスがあります。
CFTCには、提案に対して「レビュー期間」がありこの期間は同意しないということができるが、同意しなければ、勝手に先にすすんで、自己認定する機会があると述べています。
つまり、ビットコイン先物は、CFTCに承認されなくても上場できたということです。
では、逆にSECが承認しないのはなぜか・・・
クリプトママのHester Peirce氏が述べた懸念事項から、読み取ると、
実績ベースでビットコインマーケットを判断しているため
ということです。
実績ベースという部分については、詳しく述べられていないので、推測するしかありませんが、詐欺、マネロン、市場操作などの実績があるマーケットだから、容易に承認するわけにはいかないということだと思います。
結論としては、先物とETFでは、先物と有価証券の監視の違いがあり、ETFは有価証券のため、監視が厳しいと言えそうです。
それを考えると、Bakkt(バクト)はCFTCの承認をとらず、自己承認してしまえばいいのに、あえて承認をとっているということは、すごいことなのかもしれないです。
なぜかというと・・・バクトを見習えば、ETFの承認も可能かもしれないため。